フランスのストライキはいつまで続く?復活祭の前後が有力との噂も!

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2023年3月16日、フランスでマクロン政権が年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げる改革案を強行採決し、ストライキが過激さを増しています。

あの観光名所として有名なエッフェル塔も臨時休業するなど、日本からの観光客にも影響が出るなど他人事ではなくなってきています。

そこで今回は、フランスのストライキはいつまで続くのか?

その予測日や理由などについてお伝えしていきたいと思います。

目次

なぜフランスでストライキが起きた?

フランスでストライキが起きた理由は、

フランス政府が年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げる年金改革法案を強行採択した為です。

実は、ヨーロッパでは以前から物価が上昇していました。

そんな最中、追い打ちをかけるように2022年2月にロシアがウクライナ侵攻し、天然ガスや小麦などの穀物価格が急騰。

これによりヨーロッパでは物価がかなり上昇していたのです。

ただ、政府も何もしていなかったわけではなく、

最初は国民の賃金を上げるなど対応してきたのですが、さすがに物価の上昇には追いつかず家計を圧迫。

さらに、新型コロナウイルスが流行ったことによる対応策として積極的な財政政策を行い、政府債務もかなり膨れ上がっていました。

そこでフランスのマクロン政権は解決策として、公的支出の軽減と財政再建を優先し、年金改革を行おうとしたところストライキになったという背景があります。

フランスのストライキはいつまで続く?

では、フランスで起きている大規模なストライキはいつまで続くのでしょうか。

3月28日時点ではフランス全土で74万人が参加する大規模なストライキが実施され、エッフェル塔や凱旋門、ベルサイユ宮殿などの観光地が閉鎖する事態となっています。

そしてフランスメディアのTwitterアカウントでは、次回のストライキは4月6日といった予告も出ていました。

そのため、少なくとも4月6日までは今の状態が続く可能性は高そうです。

さらに、フランスに知人がいる方がTwitterに以下のような書き込みをしていました。

上記の方いわく、

フランスでは合法的に働かずに済むという理由から基本的に夏休みと冬休みの間の秋と春の期間にストライキすることが毎年の伝統

だそうです。

そして続けて「4月上旬のイースター連休付近にはヨーロッパ諸国も落ち着く」との書き込みをしていました。

実はフランスでは、毎年4月に国民の祝日「復活祭」というものがあります。

「復活祭」は、英語で「イースター」と言い、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日後に復活したことを記念した祝日。

復活祭は、毎年「春分後の最初の満月の次の日曜」と決まっているため、毎年日程が変動します。

また、翌日の月曜日は「ランディ・ド・パック(復活祭の月曜)」といわれ、この日も祝日になります。

そのためフランスでは毎年4月の上旬に3連休があり、これを「イースター連休」と呼んでいるのです。

  • 土曜日
  • 日曜日(復活祭)
  • 月曜日(復活祭の月曜)

そして2023年は、4月8日〜10日がその日にあたります。

よってストライキは4月8日までに終わるのではないかと予想されています。

フランス政府も断行の構えを崩しませんが、労働組合との対話する意向を示すなど、少しばかりの進展は望めそうです。

ただ、これはあくまでもフランスをよく知る方の予想日であるため、鵜呑みにはしないようにしましょう。

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